「Jewelbox Vol.2」
CD未収録の新曲を集めたVOCALOIDアルバム

* CD「Jewelbox Vol.2」
 さといも@天宝石Pが発表したオリジナル曲を収録したアルバムです。
前CD以降の新作をはじめ、薪原あすみさん作曲の「雲の船」、
また新たにGUMIによる「Realize」を収録しました。

※ブックレット8Pに記載のクレジット(イラスト)に、あまかさんの名前が抜けておりました。
大変申し訳ございませんでした。

収録曲
・そよかぜ通信/結月ゆかり
・心中遊戯/Lily
・シャーベットブルーの風/氷山キヨテル
・追跡者のラプソディ/猫村いろは
・ひかりフォニック/結月ゆかり
・月影DanceNight/Lily
・笑顔のアルバム/結月ゆかり
・Re:そよかぜ通信/GUMI
・Angelic Jewel〜2012Version〜/GUMI,がくぽ,Lily,CUL
<BonusTrack>
・雲の船/Lily
・Realize-GUMI Version/GUMI


Jewelbox2クロスフェード紹介動画

収録曲ご紹介
そよかぜ通信 (No.41)
作曲・編曲:さといも 作詞:薪原あすみ イラスト:もうり
<曲について>
 ゆかりさんの新曲を作ろうということで取り組んだところ、
驚くほど短期間でメロディと歌詞が出来上がりました。
奇を狙わず素直に仕上げてみたら、直球ど真ん中の爽やかな曲に。
AHS公式生放送でも紹介されたり、「さわやかなゆかりうた」百科にも登録されるなど、
なかなか好評のようでうれしい限りです。

<イラスト>
「AJ2011」「花の刻印キヨテル&いろは」のイラストに続き、
もうりさんの描き下ろしです。
このイラストが好き過ぎて、現在スマフォの待ち受けになっています(笑)

<その他技術的なこと>
 ゆかりさんの特徴に合わせた、自然な歌い方を目指しています。
私の場合基本的には各ボカロの持つ特長を活かす方向で調声していますが、
本作品では特にそこを意識しています。
※2013/06/15よりJOYSOUNDにてカラオケ配信開始されています。

心中遊戯 (No.40)
作曲・編曲:さといも 作詞:薪原あすみ イラスト:もうり
<曲について>
「愛執遊戯」の歌詞違い版です。
LilyV3は発売日にお迎えし、最初はいろいろ既存作品を歌わせていました。
その際「愛執遊戯」が驚くほどハマっていたので、
当初はそのままセルフカバーする予定でした。
しかし、あすみさんには歌詞の内容とLilyさんの持つキャラクター性が少し合ってないように感じられたようで、
歌詞を新たに起こすことになりました。
タイトルも一部だけ変えた派生のような感じにし、
そして完成したのがこの「心中遊戯」です。

<イラスト>
 当時は殆どもうりさん無双状態でした(笑)
ちょっと影のあるLilyさんが、個人的にドツボです。
また、この作品から本格的にワイド画面の動画となりました。

<その他技術的なこと>
 LilyV3は本気で凄いライブラリです。
個人的には今のところ全ボカロ中最強ではないでしょうか。
特に低域でのゾクッとくるような太く色っぽい声が大変に魅力的。

所々にある特徴的な語尾は、
エディタへの音素入力ミスによって偶然見つけた効果で、
この後の作品にも積極的に取り入れているテクニックです。
シャーベットブルーの風 (No.43)
作曲・編曲:さといも 作詞:薪原あすみ イラスト:てらさと
<曲について>
 もうりさんにお礼の意味も込めて作った作品です。
ちょうど夏真っ盛りでしたので、夏をイメージする曲を目指しました。
ニコ動の説明文にもある「夏曲で有名な名前の似ているアーティスト」というのは、
実は○山清貴で、氏の楽曲の方向を意識しています。

<イラスト>
 薪原あすみさんの旧友であるてらさとさんの描き下ろしです。
せっかくなのでAHSファミリーにもエキストラ参加してもらいました(笑)
ちなみに、背景はあすみさんが描いています。

<その他技術的なこと>
 AJ2011、花の刻印に続き、キヨテル先生の調声は本作が3つめになります。
これら2曲はあまり高い音域は使いませんでしたが、
今回は割と高い音域が登場します。
例によって心中遊戯で得たコツを活かしています。
また、本作からヒーカップ唱法(しゃくり上げ)を使うようになりました。
追跡者のラプソディ (No.44)
作曲・編曲:さといも 作詞:薪原あすみ イラスト:OREO
<曲について>
 いろは記念祭も近くなった頃「そろそろ新曲を」と思っていたところ、
ふと頭の中に「ラプソディ」という言葉が飛び込んできました。
調べてみたところ「狂詩曲」という意味だそうで、
「それならちょっとネタ的な何かを」と思い立って作ったのがこの曲です。
前作の「孤独のポートレート」が比較的好評だったので、
その方向性そのままにテンポアップさせてみました。
テンポが速いということと、歌詞にストーリー性がほしいということで、
歌詞が三番まであります。

<イラスト>
 いろはさん大好き!というOREOさんの描き下ろしです。
歌詞の内容にストーリー性があるため、
キーイメージとなる1枚絵を基本に、
要所でネタ絵を差し込む感じのPVになっています。
これまでのいろは作品は、ちょっと変化球的なものばかりでしたが、
本作でようやく「猫村いろはらしいいろは」になったと思います(笑)

<その他技術的なこと>
 孤独のポートレートや花の刻印で得られた経験を元に、
更にLilyやキヨテル先生で新たに習得したテクニックも盛り込んであります。
ひかりフォニック (No.46)
作曲・編曲:さといも 作詞:薪原あすみ イラスト:あまか
<曲について>
 これまでXmasの時期になるとAngelicJewelをアレンジし、
使用ボカロもいろいろ変えて毎年のバージョンで出していました。
2011年にはAHS4人組によるAJ2011を発表しましたが、
この時は「VOCALOID3結月ゆかり」の発売はぎりぎり間に合っていたものの、
フレーズ的にも5人目パートはかなり困難であるため、
結局ゆかりさんを抜いた4人組となりました。
その後AJ2012はインタネの4人組となり、
ゆかりさんの晴れ舞台が無くなってしまう状況に。
当初はAJ2012にゲストで参加させることを考えていましたが、それもあんまりなので、
ゆかりさん用にXmas新曲を、ということで作ったのがこの曲です。

<イラスト>
 大変に魅力的なゆかりさんを描かれる、あまかさんの描き下ろしです。
この曲も歌詞にストーリー性があるため、
その内容に沿って何枚か描いていただきました。
また本作では、いろいろなところで撮影した写真を素材に使っています。
ラスト付近の新宿駅前ではちょっとした画像細工をしていますが、
気がついた方は殆どいらっしゃらないようですorz

<その他技術的なこと>
ゆかりさんの調声は「そよかぜ通信」と基本的には同じです。
優しく自然な歌声を目指しています。
バックで鳴っている鐘の音は本物の鐘の音を集めたWAV素材を加工したものです。
間奏部分では、せっかくVOICEROIDがあるのでナレーションも考えたのですが、
雰囲気がちょっと合わなかったため、従来通り文字でのモノローグとなりました。
Re:そよかぜ通信 (No.42)
作曲・編曲:さといも 作詞:薪原あすみ イラスト:もうり
<曲について>
 すでに発表した「そよかぜ通信」が、GUMIでも結構合う事がわかり、
歌詞を変えてアンサーソングとしたのがこの曲です。

<イラスト>
 元のゆかり版同様、もうりさんの描き下ろしです。
ゆかり版では爽やかな郊外の雰囲気でしたが、GUMI版では都会風。

<その他技術的なこと>
 GUMIを使うのは本作が初となります。
ライブラリはPowerを使っています。
AngelicJewel〜2012Version〜 (No.45)
作曲・編曲:さといも 作詞:薪原あすみ イラスト:もうり
<曲について>
 毎年恒例のAJセルフカバー第三弾です。
例によってbiabで伴奏を試作していたところちょっと都会風になったため、
インタネ四人組でのカバーとなりました。
がくっぽいど、CULは本作が初となります。

<イラスト>
 毎度おなじみのもうりさんです。
なんていうか、がくぽそこ代われ、ですね(笑)
「ひかりフォニック」同様、各地で撮影してきた写真をPVに使用しています。

<その他技術的なこと>
 AJ2011の時と同様、四人それぞれ異なる個性をつけた調声をしています。
雲の船 (No.--)
作詞・作曲:薪原あすみ 編曲・さといも イラスト:OREO
<曲について>
 民族調を作りたくて歌詞を先に書き、後からメロディを考えて作りました。
しかしなぜかコードが付いたらブルージーな伴奏になりました(笑)
その所為か歌を聴いているとステージのあるバーで歌っているLilyさんの姿が浮かびます。

<イラスト>
 「荒野の真っ青な空をさまようひと固まりの孤高な雲の船」をイメージして、
旅人のようなLilyさんを描いてもらいました。

<その他技術的なこと>
 作曲の手順として、以前人に聞いた『出だしの音を最後に持ってくると曲が落ち着く』というのを実践してみて
初めて自分でも納得出来る仕上がりになりました。
月影DanceNight (No.48)
作曲・編曲:さといも 作詞:薪原あすみ イラスト:花摘み
<曲について>
 Lilyの「心中遊戯」はお陰様で好評なわけですが、
いかんせんセルフカバーなので、いつかは生粋のオリジナル曲を作ろうと
日々考えていた中で出来た曲です。
Lilyさんの最大の魅力である
「低域の太く色っぽい声」
を活かしつつつ、
パワフルな高域も両立させるようなメロディライン、音域を意識しています。

<イラスト>
花摘みさんの描き下ろしをいただきました。
中世ファンタジーを彷彿とさせるジプシー戦士風なLilyさんです。
ちょっと切なくなる表情が印象的。

<その他技術的なこと>
 「心中遊戯」では、それでもまだお試し的なところがありましたが、
本作では本格的に、がっつりと調声を行いました。
また、「発音している長さ」を今回から特に意識するようにしています。
笑顔のアルバム (No.49)
作曲・編曲:さといも 作詞:薪原あすみ イラスト:もうり
<曲について>
CD先行収録曲としてゆかりさんの曲を1つ欲しいなということで、
そよ通の続編的なイメージで作ってみました。
印象的なカッティングから入るギターポップになりました。

<イラスト>
「そよ通シリーズ」の正規イラスト担当ということで、もうりさんにお願いいたしました。
曲の舞台が19歳前後なので、ちょっと大人っぽい雰囲気で描いていただきました。
ラストに登場する後ろ姿はもちろん彼女の親友めぐみさんです。

<その他技術的なこと>
音素記号「Sil」を使って、意図的にゆかりさんの語尾の感じが出るようにしてみました。
曲自体が軽い感じなのでベタッとした歌い方にならないよう、音の長さや休符の入れ方に気をつけています。
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